あしたラボUNIVERSITY

あしたラボUNIVERSITY 成果発表会 ――アイデアソン決勝プレゼン(後編)

2015年4月9日



あしたラボUNIVERSITY 成果発表会 ――アイデアソン決勝プレゼン(後編)

いよいよ、決勝プレゼン審査結果の発表です。別室で行われた審査は意見が割れ、審査採点表のポイント集計によって優勝チームが選ばれました。審査員である松本端午執行役員常務が「どこが優勝してもおかしくなかった」というほど僅差のなか、優勝したのはどのチームだったのでしょうか――。いよいよ雌雄が決します。全2回でお届けするレポート、クライマックスです。

喜びのコメント「自分たちも成長できた」「とにかく元気にやりきろう!」

「人が集まれば、その地にいるみんながニコニコになります。観光客に大きな宝物となる楽しい思い出をもたらし、住民の皆さんにも新しい価値を提供したい。そんな思いが伝わってきました」――。

優勝チームを発表した松本端午執行役員常務がそう評したのは「STST〜Special Team〜」の「Monche〜Monster知恵袋」でした。「STST」はアイデアソン優秀賞(=準優勝)からの逆転優勝となりました。

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結果発表を聞いて、ガッツポーズしながら立ち上がった「STST」の面々。「昨日は1時間くらいしか寝てなくて、今日もぎりぎりまでつめてきました」とメンバーの鈴木美穂さんは話します。「多様でバランスがとれたチームだった」(冨田真之佑さん)、「アイデアの成長と一緒に自分たちも成長できた」(坂口智佳さん)と他のメンバーも続き、富士通社員としてチームに加わった戸田徳大さんは「みんなが作ってくれたスライドの仕上がりを見てびっくりした。楽しむことを大切にし、とにかく元気を出して、やりきりました」と振り返りました。

優勝をつかんだのは、積極果敢な行動力だった!?

優勝した「STST」は、アイデアソンから決勝プレゼンまでの時間が関東チームよりも1週間短いという不利な状況でしたが、それを積極果敢な行動力で乗り越えました。アイデアソン終了後、メンバーの1人がFacebookを通して関西大会キーノートゲストだった角勝さん(大阪市経済戦略局イノベーション企画担当課長代理(当時))に連絡を取り、実際に会い意見をもらう機会を得たそうです。そのことが特にアイデアの“ビジネス性”をぐっと高めてくれたと話します。

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審査員3名による審査の様子。「これはこう活かせるんじゃないか」、「熱意が良かった」など、時間をオーバーしてしまうほど白熱しました

メンバーの鈴木さんはブラッシュアップの過程をこう振り返ります。

「それまでは基本的に『観光客』と『地域住民』を中心に考えていましたが、角さんのお話から『行政』の立場を考えるようになり、ビジネスモデルのなかに『アプリ制作会社』と『行政』も盛り込みました。プラットホームをアプリ制作会社がつくり、行政は登録することでこのシステムを使えるという全体像を構築できたんです」

“私”が世界を変えるために 「 “自分ごと”から考えよう」

さらに、「STST」は決勝プレゼンまで10日足らずの時間のなか、角さんだけでなく、地元で同じ課題を抱えるエリアに出向き、住民にヒアリングを実施しました。まちの抱える課題を知ることで、それら課題が“自分ごと”となり、発表内容に審査員の心へ響く説得力が生まれたのではないかと話します。

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優勝チームを発表する松本端午執行役員常務

審査員の株式会社enmono代表取締役 三木康司さんも、全チームの発表の総括として「4チームに共通するのは『IoT』『わくわく感』、そして『自分ごと』だった」と評価しました。

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「特に『自分ごと』から考えるのが大事。そのことが、ゆくゆくは、“私”が世界を変えることにつながる。どのチームもそれがしっかりとできていると感じました」

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優勝したチームSTSTと松本端午執行役員常務(写真中央)

残念ながら優勝はかなわなかった3チームも、限られた時間のなか自分たちのアイデアを見つめ直し、ブラッシュアップした過程は「STST」と同様です。アイデアソン当日にはじめて会ったメンバー同士。住む地域もばらばらでしたが、時間の許す限り実際に集まって話し合い、足りない部分はソーシャルメディアで連絡を取りながら補ってきました。4チームとも、アイデアソンでの発表からは見違えるような、素晴らしい発表内容と言えるのではないでしょうか。

社員と対等な関係で議論した経験

さて、審査結果発表後には、この日のイベントに参加した全員による“ダイアローグ”も開かれました。審査員や発表4チームのメンバーはもちろん、会場に見学に来ていたおよそ70名の富士通グループの社員、当日運営ボランティアとして参加した学生などが「あしたラボUNIVERSITY」を通して感じたことを話しあいました。

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ダイアローグの様子。かつてアイデアソンに参加した学生も飛び入り参加し、大いに盛り上がった

関西アイデアソンに参加し、当日も運営ボランティアとして参加した学生は次のように話します。

「私は神奈川に住んでいて、地方の地域課題を考えることがこれまでなかったけれど、全国から参加した人たちの課題を聞き、全国にどんな課題があるのかを知ることができた。なによりよかったのは、そうした課題解決を、富士通の社員の方と対等な関係で議論できたこと。学生の視点、社会人の視点、いろいろあるけれど、対等に議論をすれば、考えていることは同じだったと思います」

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およそ70名の富士通社員が集まり、会場はほぼ満員となった

また、クラウド関連部署に所属している富士通グループの社員も次のようにコメントしました。

「私は、部署内のサービスマネージャーが集まるワーキンググループでアイデアコンテストを企画中です。今日はそのリサーチのために参加したのですが、4つのアイデアをそれぞれ拝見すると、自分がかかわっているクラウド領域にも大いに発展しそうなアイデアばかりだと思いました。ぜひ来年は自分も参加し、盛り上げていきたいです」

仕事とは、つきつめれば“人と人との関係づくり”

イベントの最後に、香川進吾執行役員常務は次のように締めくくりました。

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発表内容やダイアローグを体感し、この熱が富士通の社員への刺激になるはず、業務プロセスとして組み込みたいと意欲を語った香川進吾執行役員常務

「みなさんの目がきらきらと輝いていました。情熱があれば高い壁も突破できる、そんな思いが感じられます。今後はこの活動を単なるイベントではなく、富士通の業務に押し上げていかなければと思いました。会社と会社の関係でやっている“仕事”も、つきつめれば、“人と人の関係づくり”です。人同士のつながりが、気がついたら仕事になっている。そんな働き方を実感してもらうという意味で、参加した社員、そして学生のみなさんにとって、今回のイベントはとても示唆に富む機会になったのではないでしょうか」

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最後に参加者全員で記念撮影。みなさんお疲れさまでした!

こうして幕を下ろした、2014年度の「あしたラボUNIVERSITY」。2015年度も富士通フォーラムを皮切りに継続して開催することが決定しています。次の機会では、みなさんもこれからの仕事について、そして、働き方について、一緒に考えてみませんか。

次年度はより大きな輪をつくろうとしているこの活動を、あしたのコミュニティーラボは引き続き運営・発信していくことで、多様な「新しい仕事のつくり方」を見出していきたいと思います。

あしたラボUNIVERSITY 成果発表会 ――アイデアソン決勝プレゼン(前編)
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