UXで考えてみるプロジェクトー私たちの生活と伝統工芸の関係性ー

UXで考えてみるプロジェクトー私たちの生活と伝統工芸の関係性ー


目的

・ UX(ユーザー体験)デザインの専門家(=富士通のUXチーム)が、次世代の伝統工芸を担う職人とともに活動し、UXによる価値創造の可能性を実証する
・ 需要が低迷し、職人の高齢化が進む伝統工芸の可能性を拡げ、次の時代へ引き継ぐこと。現代の生活様式に合うかたちで伝統工芸の価値を創造し、人々と伝統工芸の関係性を豊かにする

ステークホルダー

染元平木屋、富士通グループ

期間

2015年11月〜2016年6月末

概要

一般的にICTを活用した製品やシステム、サービスを使用したときのユーザー満足度を向上する考え方とされているUXを、ICTに限定せず、人々とモノやコトとの関係性のデザインに置き換えて、価値の創造を図ります。

その実証の場として、手染めを生業にしている金沢の老舗染元平木屋と、富士通のUXチームが、伝統技術を活かしてこれからの生活様式に見合う新しい価値をつくり出すことを目的にはじめる約5カ月間のチャレンジングなプロジェクトです。

人々の生活と伝統工芸の関係性をデザインする

UXとは、一般的にICTを活用した製品やシステム、サービスを使用したときの経験や満足度を指します。UXを適切にデザインすることで、使いやすさやユーザー満足度を向上できます。

私たち、富士通のUXチームは ICTのUXをデザインする際、人々の生活を支えるICTだからこそ、使う人々の気持ちをしっかりと考え、日々の生活で継続的に使われることを大切にしています。これは、ICTに限った考え方ではありません。人々と社会の関係性をより豊かにするために欠かせないと考えています。私たちは、UXの考え方を活かして新たな価値をつくり出していきます。

その第一弾となるUXで考える伝統工芸の取り組みでは、関係性が失われつつある伝統工芸に着目します。伝統技術である手染めの良さや、手染めの技術を使用した暖簾や幟などの伝統工芸の良さを残しつつ、現代の生活様式に合う新たな価値を創造し、人々と伝統工芸の関係性を豊かにすることにチャレンジします。人々の気持ちを捉えることが得意な富士通のUXメンバーと、伝統を大切にしつつ新しいことを模索している次世代の職人という、”ならでは”の組み合わせに、学生や各企業(百貨店や制作会社)も巻き込み、伝統工芸の新たな価値を具体化していきます。最終的には、試作した新たな製品をクラウドファンディングやイベント展示に出展したいと考えており、伝統工芸になじみのない若者や都心に住む方々の反応を得ていく予定です。

私たちはこの活動を通じて、ICTを超えた価値創造の可能性を探求し、その過程で生まれる工夫や課題を発信していきます。関心のある方は、気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ先:富士通お客様総合センター

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