Discussions
あしたラボのイベントとその様子をご紹介します。

いよいよ、「さくらハッカソン2014」も大詰めです。イベントレポート(4)ハッカソン後編では、各チームのプレゼンテーションの様子をレポートします。初日のアイデアソンで各参加者が膨らませたアイデアを2日目のハッカソンにおいて、どのようにチームとしてつくりあげたのか。
その成果を御覧ください。

「さくらハッカソン2014」イベントレポート(3)ハッカソン前編はこちら

アイデアソンの様子はこちら
「さくらハッカソン2014」イベントレポート(1)アイデアソン前編
「さくらハッカソン2014」イベントレポート(2)アイデアソン後編

ダイジェストムービーはこちら

勝負の6分間のプレゼン

午後4時。すべての作業が終了です。ハッカソン会場とは別室に場所を移してプレゼンが行われました。各チームが開発したサービスは次のとおり。

①Saku-Labチーム「Saku-Tabi」
旅行者と東北の人をつなぐコミュニケーションプラットホーム。行きたい場所を登録し条件に合致した地元の人とマッチング。地元の高齢者に配慮し、スマホアプリからは音声で通知する。旅行記としての活用やイベント支援の機能も。


Saku-Labチーム

②居酒屋ブラザーズ&シスターチーム「居酒屋ブラザーズ」
東京と東北の居酒屋をマッチングして兄弟ネットワークづくり。お勧め食材や地酒をお届け。東京の店内にプロジェクションマッピングで東北の桜を投影。「遠隔仮想交流」の体験を実際に東北へ訪れるモチベーションにつなげていく。


居酒屋ブラザーズ&シスターチーム

③ありのあんないにんチーム「ありのあんないにん」
桜の木と子どもの成長を結びつける見届けサービス。両親が誕生時に植樹、18歳でAR(拡張現実)マーカー付きの桜の葉が届く。ARのガイドで桜の木にたどり着いた子どもは互いの成長過程の写真を目に。銀婚式などの記念にも応用可能。


ありのあんないにんチーム

④羽生JAPAN with BAチーム「TOHOKU BYCYCLE MAP」
ツーリングのソーシャルコミュニケーションプラットホーム。メンバーを募り条件を設定しイベントを作成。自転車で走った道はGPSとドライブレコーダーで記録。走行距離の競争やルート開拓など独自の旅を企画し東北を発見する。


羽生JAPAN with BAチーム

⑤桜これくしょんチーム「MY SAKURA COLLECTION」
ファンドを通じ少額で桜の木のオーナーに。デジタルSAKURA DOMEで桜の映像を楽しみ、満開時は花見に出かけ、散った後は花びらを所有し石鹸や酒に加工。開花の時季に限らず五感で東北の桜を楽しみ、自分の桜を好きになる。


桜これくしょんチーム

⑥林家チーム「桜・風°呂(プロ)ジェクション・パック」
花見の記憶を常に思い起こしリピーターを増やす仕掛け。東北の桜の名所でARマーカー付き入浴剤を買い、自宅で読み込みダウンロードすると、風呂にプロジェクションマッピングで桜を映し出せ、いつでも入浴中に花見ができる。


林家チーム

⑦桜メモリーチーム「さくら・メモリー」
再感動によって交流を増進するプログラム。旅行から帰宅後に桜の花びらが入った小瓶が届き、ARマーカーを読み込むと、地元で出会ったおばあちゃんからの手紙が浮かび上がる。旅の記憶が甦り、手紙に返信し、SNSで交流が加速。


桜メモリーチーム

⑧恋する東北チーム「Koisuru東北」
遊ぶ、食べる、体験する、会いたい人など、恋する対象を探し当てる旅をサポート。Koisuruレーダーがコンパスのように目指す方向をスマホに表示。あえて目的地の詳細を示さず旅のプランをその場で決める冒険的な楽しさを味わう。


恋する東北チーム

8チームの発表が終わり、いよいよ審査に移ろうとしたところに、所属チームとは別にこっそり開発をしていたので飛び入り参加でプレゼンしたいという参加者が現れました。

⑨【飛び込みスペシャル】plus αチーム「遠隔観光」
海外にいながら東北観光ができ経済効果も生むしくみ。ダブルロボット(タブレット装着の遠隔操作ロボット)が本人に代わり日本人ガイド付きで現地を回り、買い物も。日本への渡航費がいらないから、そのぶん東北でお金を使える。

チーム構成は、⑥林家チームのメンバーの1人である角岡さんが、運営スタッフやイベントの様子を撮影していたカメラマンを巻き込んで作ったとのこと。自チームの開発の隙間時間でつくったようです。このような突発的なチーミングもハッカソンならではですね。


plus αチーム

選ばれたのは、ユーザーが独自にルートを切り拓けるサービス

プレゼンのあとすぐ、別室で行われた審査。各チームのエネルギッシュな想いが込められたアイデアとサービスに真剣な議論が展開されました。

いよいよ審査結果の発表です。

ビッグピクチャー賞(江渡賞)は桜これくしょんチームの「MY SAKURA COLLECTION」。クラウドファンディングのしくみやガジェットをうまく取り入れて大きなビジョンを描いているところが評価されました。


ビッグピクチャー賞を受賞した桜これくしょんチーム

ギーク賞(山寺賞)は、山寺さんが「絶対に商標を取ったほうがいい」とネーミングをベタぼめした林家チームの「桜・風°呂(プロ)ジェクション・パック」。ユニークな発想と、人形が風呂に入ったプロジェクションマッピングのモックアップを作成してプレゼンした点が何よりも目を魅きました。


ギーク賞を受賞した林家チーム

そして、審査員を代表し東北・夢の桜街道推進協議会事務局長の宮坂不二生さんから、最優秀賞のさくら賞が発表されます————。

栄冠を獲得したのは、羽生JAPAN with BAチーム「TOHOKU BYCYCLE MAP」でした。東北支援を進められる実現性の高いプログラム、と宮坂さん。飛行機、鉄道、自動車といった通常の旅の交通手段ではなく自転車に着目し、ユーザーが独自にルートを切り拓き、その情報を皆で共有できるところが高く評価されました。サービスとしての完成度の高さも評価されたポイントです。


さくら賞を受賞した羽生JAPAN with BAチームと審査員の宮坂不二生さん

羽生JAPAN with BAチームの各メンバーには賞品として「東北食べる通信」1年分が届くことになります。毎月1回、生産者のストーリーを紹介した情報誌と一次産品が届き、食べる人とつくる人をつなぐサービス。農産物や海産物の背景を知って食べることで、町の生活者が里の生産者に会いたくなる、これもまた「東北へ人を呼び込む」目的を具現化したプロジェクトの1つです。

さらに、羽生JAPAN with BAチームの「TOHOKU BYCYCLE MAP」は、各チームの投票による参加者賞も獲得しました。ダブル受賞で喜びもひとしおです。


さくら賞に続き参加者賞も受賞した羽生JAPAN with BAチーム

同チームのメンバーは「東北に若者や外国人を呼ぶにはどうしたらいいか、といくつか考えるなかで、最後の最後にひねり出したアイデアです。ドライブレコーダーをレンタサイクルに載せれば、他のさまざまなサービスのハブにもなりうるプラットフォーム。ハッカソンは、いろんなアイデアをもっている人たちと意見を交わして刺激を受けられるところがいい」と話していました。

異質な人たちがつながり新しい価値を共創する————まさに、あしたのコミュニティーラボが、ウェブサイトとイベントを通じて実現したいことです。「さくらハッカソン2014」は、具体的な成果を生み出す、大きな一歩となりました。

「さくらハッカソン2014」イベントレポート(3)ハッカソン前編はこちら

アイデアソンの様子はこちら
「さくらハッカソン2014」イベントレポート(1)アイデアソン前編
「さくらハッカソン2014」イベントレポート(2)アイデアソン後編


(編集部より)

ここでは取り上げられなかった内容も多岐にわたります。
イベントの様子を、ぜひ下記のYouTubeアーカイブからダイジェストでご覧ください。

※モバイル環境でご視聴の際は、WiFi接続でご覧いただくことをお奨め致します。


いいね!を押して
Facebookページをフォロー

あしたラボの最新情報をお届けします。

Twitterであしたラボ(@ashita_lab)をフォローしよう!

皆さんの感想をお聞かせください!





  • facebook
  •  twitter
  • USTREAM
  • RSS

Copyright 2017 あしたのコミュニティーラボ