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社会課題を解決する先進的なアプローチをご紹介します。

これまでに7回開催をされてきた「ふくしま復興かけはしツアー」。福島交通とBridge for Fukushima共創や被災地のキーパーソンとの繋がることで、徐々に内容も参加者や協力者などツアーを取り巻く人々も変化してきた。そのようななかで次第に見えてきたツアーの可能性とは。福島交通の支倉さんと一般社団法人Bridge for Fukushimaの加藤さんに今後の展望を伺った。

観光するだけじゃない。被災地の旅行会社だからこそできるツアーとは?————「ふくしま復興かけはしツアー」(1)

1歩ずつ。1歩ずつ。ツアー参加者だけでなく協力者たちにも生まれた変化——「ふくしま復興かけはしツアー」(2)

企業と復興ニーズをマッチングするプラットホーム


提供:福島交通株式会社

毎回30人程度の人が参加する「ふくしま復興かけはしツアー」。参加者は学生、NPO法人スタッフ、企業のCSR担当者、定年退職者などで、年齢層も幅広い。3分の1はリピーター。これから社会に出る学生と人生の大先輩が胸襟を開き合うなど、バスのなかは賑やかで楽しい。

参加者同士も、相双地区の人たちともFacebookでつながり、個人的な交流が生まれている。5月9日に行われた第7回のツアーでは、「外国で東日本大震災と今の被災地の状況を聞かれたら、日本人として答えられないといけない。だから自分の目で見に来た」という留学予定の学生が2名、参加した。

参加者は一様に、震災から3年経つのにまだこの状況なのかと驚き、メディアで報じられていることと、実際に足を運んで見聞することのギャップの大きさに打ちのめされる、という。いったい自分に何ができるのか、途方に暮れて帰る人も少なくない。


提供:福島交通株式会社

だが、もう一度ツアーに参加したり、個人的に再訪するなど、これをきっかけに関心が深まると、少しずつだが確実に復興への歩みが進んでいることがわかる。継続的な関わりこそが強い「かけはし」を渡し、その交流を通じて、やがては新しい価値が生み出されるに違いない。

福島交通では、相双地区でボランティア作業をする「できることからバス」、郡山市・田村市・葛尾村で伝統の暮らしに触れる「命にであう旅」といったツアーも催行している。「葛尾村、川内村、いわき市方面などへ、今後はかけはしツアーのエリアを拡大していきたい」と支倉さんは今後の展望を語る。

加藤さんは「かけはしツアーのキーパーソンの方々などの復興に向けた取り組みをケーススタディとして取り上げたい」と語る。「東京に出張してセッションを開けば、関心を高めたうえで誘客につなげられます。ヒアリングして事例集にまとめ、かけはしツアー自体を、たとえば企業の研修プログラムとして提供できるようにするつもりです」。

復興に向けての現地のニーズと企業ができること。両者をマッチングするプラットホームの役割を「ふくしま復興かけはしツアー」は担っていくだろう。

観光するだけじゃない。被災地の旅行会社だからこそできるツアーとは?————「ふくしま復興かけはしツアー」(1)

1歩ずつ。1歩ずつ。ツアー参加者だけでなく協力者たちにも生まれた変化——「ふくしま復興かけはしツアー」(2)
関連リンク
福島交通株式会社
一般社団法人Bridge for Fukushima
ふくしま復興かけはしツアー


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