Discussions
あしたラボのイベントとその様子をご紹介します。

生活者主導社会で求められているビジネスとは何か。TBWA\HAKUHODOが取り組んでいる例をもとに、その問いに迫ります。

「イノベーションを起こす最強チームをつくるには」──Fujitsu Forum2014セミナーレポート(1)
共創を実現するために必要なこととは? ──Fujitsu Forum2014セミナーレポート(3)
「さくらハッカソン2014」から見えたもの ──Fujitsu Forum2014セミナーレポート(4)

枠組を超えた共創プロジェクトを多種多様に立ち上げる

市場の変化に着目した挑戦の事例を、TBWA\HAKUHODOの高松さんが語りました。マーケティング1.0は製品中心、2.0は消費者志向でしたが、現在進行形の3.0は価値主導。

株式会社TBWA\HAKUHODO執行役員 高松充さん

個人のエンパワーメントを背景に生活者が情報発信する時代には、コミュニケーションの方法も変わります。「こんなビジョンを実現したいからこんな商品をつくりました」というメッセージが生活者に伝わらなければなりません。

生活者との共創によってワクワクする未来のストーリーを描き、従来の枠組を超えたパートナーシップによって身近な課題の解決を目指すこと。これが生活者主導社会の時代に求められるビジネスです。

TBWA\HAKUHODOが取り組むのは「Human Centered Open Innovation」。広告会社の事業モデルを超えた生活者視点の発想でアイデアを生み、多様な分野のパートナー企業に広くプロジェクトへの参加を促し、垣根を超えたビジネスモデルを築き上げ、イノベーションを実現します。

具体例の1つが、既存のライフラインに頼らず自らエネルギーを生み出しコントロールする100%オフグリッドハウスの「ミライニホン」プロジェクト。廃熱利用や浄水技術など、人と自然が共存するテクノロジーの提案を呼びかけたところ15社が応じ、リゾート不動産会社の協力を得て商品化しました。


100%オフグリッドハウス (提供:TBWA\HAKUHODO)

今年中に、神奈川県の相模湾を見下ろす高台に第1号物件が完成予定。東北の被災地でも、震災で強くなった絆を未来の暮らしに生かす観点からミライニホンのコンセプトを具現化する取り組みがはじまりました。

しかし、こうしたまったく新しい枠組みでの挑戦は、なかなかうまくいかない、と高松さんは明かします。10個立ち上げて1個成功するかしないかの確率。だからこそ単独1社では難しく、多様なパートナーを巻き込みながら、数多くのプロジェクトを立ち上げる必要があります。

そのために「今まで交わらなかったもの同士が交わる場」としてはじめたのが「QUANTUM」(東京都港区)。共創の場となるコ・ワーキングスペースや、3Dプリンターやレーザーカッターでアイデアをすぐ形にできる工房、プレゼンテーションルームなどを配備しています。

2014年4月にオープンしたTBWA\HAKUHODO\QUANTUM

ここを拠点に、大企業とスタートアップベンチャーをマッチングするサービスをはじめました。社長から「新規事業を開発しろ」と言われたが、何をすればいいのかわからない──そんな場合でも、持てる強みやリソースに基づき新しい事業領域を考えるステップゼロの「テーマ発見」からサポートしています。

生活者主導の社会で求められている共創型のビジネス。実際に多種多様な人や組織を巻き込んでいくためにはどうしたら良いのでしょうか? 次回、第3部では「共創の実現のために必要なこととは何か」という議論を中心にレポートします。

共創を実現するために必要なこととは? ──Fujitsu Forum2014セミナーレポート(3)へ続く
「イノベーションを起こす最強チームをつくるには」 ──Fujitsu Forum2014セミナーレポート(1)
「さくらハッカソン2014」から見えたもの ──Fujitsu Forum2014セミナーレポート(4)


いいね!を押して
Facebookページをフォロー

あしたラボの最新情報をお届けします。

Twitterであしたラボ(@ashita_lab)をフォローしよう!

皆さんの感想をお聞かせください!





  • facebook
  •  twitter
  • USTREAM
  • RSS

Copyright 2017 あしたのコミュニティーラボ