新しい生活体験を生み出すIoTサービス創出プロジェクト

【立教×富士通IoT(4)】いよいよ追い込み。アイデアブラッシュアップと社内Web投票

2015年3月24日



【立教×富士通IoT(4)】いよいよ追い込み。アイデアブラッシュアップと社内Web投票

IoTサービスで新たなユーザー体験を生み出す――。そんな目標を掲げてスタートした共創活動でしたが、学生と富士通メンバーがもっとも苦労したのは、アイデアのブラッシュアップでした。また、取り組みを一過性にすることなく、「共創活動を富士通グループにとって身近にしていく」という活動方針をどのように実現していくかは、私たち企画チームにとって、非常に重要な課題でした。今回は、ブラッシュアップ時の工夫や、富士通社内に共創活動を広めていくための具体的な仕掛けをご紹介します。

ピボットするための軸足を決め、アイデアを深化させる

前回のプロトタイピングを踏まえて、企画チームが学生に最初に求めたことは、今後の方向性をどう定めるかでした。そのままの方向で内容を具体化していくのか、それとも何らかのピボット(方向転換)を加えるのか。結果的には、程度こそ異なるものの6チーム中5チームが、ピボットを行うことになりました。

その際、発展的な議論ができるよう工夫したことがあります。それは、ゼロベースからやり直すのではなく、プロトタイピングを行ったIoTサービスのアイデアを「ビジョン」、「ターゲット」、「利用シーン(提供したい新たな体験)」、「コア技術」の4つの観点のうち、どこかを軸足にして方向転換できないかを検討してもらうことでした。

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それぞれの観点で深掘りできそうな項目をヒントに、アイデアの方向性を検討します

そうは言ってもプロトタイプ実施後、富士通メンバーと一緒になって検討できるのはスケジュール上3回しかありません。そのなかで試行錯誤を続け、各チームは生みの苦しみを味わいました。

富士通メンバーも、何が本質なのか、なぜ価値になりそうなのかをチームのメンバーにも自分自身にも問いかけながら、技術的実現性を含めて模索しました。例えば「なぜこのサービスはあなたにとって価値があるのか」といった質問を繰り返すことで、機能的な価値から情緒的価値を明らかにしていくラダリング法もこのフェーズで活用した手法の一つです。ピボットを繰り返し続けた結果、ラピッドプロトタイプのアイデアに最終的に戻ったチームもあれば、アイデア全体が大きく変わったチームもあります。

より多くの人を巻き込んでいくための仕掛けとして社内Web投票を初展開

昨年10月からはじまった本プロジェクトもいよいよ佳境に入った2015年1月。成果発表会に向け各チーム追い込みをかけるなか、企画チームではこの活動を関係するメンバー内に閉じず、より多くの富士通グループ社員に波及させたいと考えていました。

そこで行ったのが成果発表会(1月16日開催)直前の3日間(1月13日~15日)で展開した「社内Web投票」です。

各チームにサービスの概要と利用シーンを入れ込んだプロモーションムービーをつくってもらい、富士通グループ内のコミュニケーションインフラをつかって、1番おもしろいと思ったアイデアに投票してもらいました。その結果、3日という短期間で126名ものグループ社員に参加してもらうことができたほか、1番票を集めたチームを「ベストムービー賞」として表彰し、成果発表会の演出としても活用しました。

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また、この立教大との共創の取り組みについては、投票に参加してもらった90%の人が「おもしろそう/興味深い」と回答。「次回は一緒にやりたい」という回答も15%に上り、本活動の注目度、期待の高さを感じました。いただいたコメントを簡単にご紹介します。

・発想がユニークで、実際にあるととても便利だと感じた。ぜひ、実現に向けて取り組んでほしい。
・この取り組みが大学・高校・中学・小学校でさかんに行われることが日本の将来につながる。
・若い方ならではの発想、初々しさは、見ていてとても楽しかった。こういう活動からすごい商品が生まれる気がした。

また、同じアイデア・サービスでも「おもしろい、ぜひ欲しい」という人がいる一方、「個人的にはこのサービスはちょっと……」という人、また、技術面でも「難易度が高そう」という意見から「機能を絞れば簡単に実現できそう」というものまで、それぞれのバックボーンからさまざまな視点のコメントが寄せられ、このやり方が簡易的なテストマーケティングや多様な意見の取り込み、共感・共鳴を呼び起こす手法として活用できる可能性を感じました。

いよいよ、次回は本活動の集大成である成果発表会! 学生の視点も交えながら、その様子を紹介します。

立教×富士通IoT 振り返りコラム(全6回)
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