地域から起こるこれからのワークライフスタイル探求プロジェクト

「よそ者」という刺激が、まちのポテンシャルを引き出す ――五城目町・ハバタクを訪問して(1)

2015年4月13日



「よそ者」という刺激が、まちのポテンシャルを引き出す ――五城目町・ハバタクを訪問して(1)

第1回目のイベントに先立ち、プロジェクトメンバーは「地域で働くほうがイノベーションの起こる可能性が高い」という仮説を検証すべく、五城目町を訪問しハバタク株式会社の丑田俊輔さん(活動内容)と地域の人たちからヒアリングをベースとしたフィールドワークを実施。今回は、丑田さんとともにフィールドワークを振り返り、都心では生まれなかった「地域のための仕事」の概念や仕事観を伺いました。全3回でお届けします。

地域で働くことはイノベーションにはつながらない?

<参加者>
丑田 俊輔(ハバタク株式会社 代表取締役)
西村 勇哉(NPO法人ミラツク 代表理事)
工藤 瑞穂(NPO法人ミラツク 研究員)
高嶋 大介(富士通デザイン株式会社 チーフデザイナー)

今回フィールドワークを行ったのは2015年1月13日~14日。地域との関係性をベースにした新しいビジネスの生まれ方に気づかされたフィールドワークだったとプロジェクトメンバーである富士通デザイン高嶋さんとミラツク西村さん、工藤さんは振り返ります。今回のフィールドワークでは、丑田さんをはじめ五城目町役場 住民生活課課長 小玉久俊さんや地域おこし協力隊 柳澤龍さんなど、のべ11名の方々にヒアリングを実施しました。

高嶋 第1回目のフィールドワークの場所として、秋田県五城目町を訪問しました。現地で丑田さんと周囲の方々に話を聞いて感じたのは、「都市の仕事をそのまま地域に持って行くだけでは、何も変わらないし、新しいことは生まれないのではないか」ということです。都市ではできないことを地域で体験しているからこそ、違った発想になれる。そうでなければ、単にストレスから解放されてのびのび仕事ができる程度のところで留まってしまうのかな、と。当初想定していた仮説が大きく崩れました。

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千代田区のオフィスと五城目のオフィスを行き来するハバタク株式会社 代表取締役 丑田俊輔さん

丑田 外から来た人が定住して、地域の人たちと関係しながら、さまざまな気づきを自分の生き方に取り込みつつ、未来のビジネスを発想していく。そんな姿勢で取り組んだときにはじめて、企業にとってのメリットが見えてくるのではないでしょうか。日本の地域に入り込むことによってそうした所作を身につければ、それは世界中どこの国に行っても応用できるはずです。

高嶋 地域に深く入り込むことによって一歩先が見え、イノベーションが起こる確率が少しでも上がるのではないかと思いました。そして、とても新鮮だったのは行政の目線です。えてして大企業を誘致し雇用と人口と税収を増やすことに目が行きがちなのを、新しいことに挑む小さな企業に焦点を合わせている。五城目町は今、変革を起こしている最中なんだな、と思いました。ただ、現時点でのキーパーソンは丑田さんだと感じました。

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丑田さんに五城目をご案内いただきながら2日間にわたってフィールドワークを実施しました

工藤 丑田さんの存在がまちのポテンシャルを引き出したとは言えないでしょうか。不平不満ではなく、こうすればまちは良くなる、というポジティブな方向に変わっていった。それから、ただ地域でゆったり暮らしたいのではなく、地域で何かチャレンジをしたい、キャリアを積み重ねたい、と積極的に考えている人たちを呼び込むきっかけにもなっています。それはつまり、いろんな人たちの可能性を引き出しているということになりますよね。

高嶋 地域の人たちが率先して活動に携わり、まちの課題を「自分ごと化」することによって、どんどん良い循環が生まれているように見えました。

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