地域から起こるこれからのワークライフスタイル探求プロジェクト

今の仕事から少し踏み出すためのキーワードとは これからのワークライフスタイル探求プロジェクト――第2回イベントレポート(3)

2015年4月21日



今の仕事から少し踏み出すためのキーワードとは これからのワークライフスタイル探求プロジェクト――第2回イベントレポート(3)

仕事のきっかけは公私混同で良いのでは?

参加者同士によるテーマディスカッションでは、ワークスタイルから出発した8つのトピックスが会場から出されました。ダイアローグでは、「どんなトピックスでもいいのですが、他人のアイデアを聞きたいこと、自分ごとであることが条件」(西村さん)です。会場の8人から出たトピックスは以下の通り。

●「仕事のきっかけは公私混同で良いのでは」
●「マルチロールなワークスタイルを実現するには」
●「理想のグローカルなワークスタイルとは」
●「縁のない土地に自分をどう関わらせるか」
●「育児をしながら楽しく働くには」
●「地方における新しいワークスタイルのつくり方」
●「人と海と地域をつなげるには」
●「東京と地方の2拠点で働けないか」

ICTによって場所を選ばない働き方ができるようになったのと同時に、特定の地域に拠点を置きながらも、複数のなりわいを持ったり、他地域や海外ともつながりながら仕事をする人たちも現れています。どうしたらそんな働き方、暮らし方へと一歩を踏み出せるか、に参加者の関心は集中していました。

★DSC_2931
当日のダイアローグの様子。さまざまな立場の参加者間で活発な議論が行われた

それぞれのトピックス提出者のもとに、そのテーマに関心のある参加者が4人ずつ各テーブルに集まり、前半と後半でメンバーを変えながら20分ずつ対話しました。

「仕事のきっかけは公私混同で良いのでは」というトピックスをテーマにしたグループでは、各務さんの「若旦那と仲良くなりたい」という公私混同的な動機、そして職人さんと家族ぐるみのつきあいをする公私混同型のワークスタイルから触発されたもの。それをすることがおもしろいとか楽しいといった、極めて「私的」なきっかけからはじまるからこそ、高いモチベーションと強い情熱を維持し、革新的な「公的」仕事をねばり強く続けていけるのではないか、という問題提起が行われました。

このトピックスのグループでは、主に「やらなければいけない仕事」と「やりたい仕事」のせめぎ合いについて語られました。仕事という手段を使って自分のやりたいことが実現できればベストなのですが、それには企業の成長をめざすビジョンが自分のやりたいこととリンクしていなければなりません。

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デザイン関係の仕事に携わっている参加者からは、視聴覚に障がいのあるスタッフがハンデを強みに変えて製品開発するのは良い意味での「公私混同」ではないか、との意見も出ました。いずれにせよ、イノベーションを起こすような仕事には多かれ少なかれ「公私混同」的な契機があるもので、それがビジネスとして回るターニングポイントはどこかを見極める必要があるようです。

イベントの最後を各務さんは次のようなメッセージで締めくくってくれました。「仕事の半分はネットワークとアイデア。そして素早くアクションに移すことが大事。プロジェクトの大切なピースを担うスペシャリストの力添えで新しいサービスを生み出したいので、何か一緒にアクションを起こせることがあれば嬉しいです」。

第1回目のゲストである丑田さんが足元として選んだ五城目のように、各務さんも京都を足元と定め、その魅力発信に邁進しています。丑田さんがフィールドワークの振り返りで話した「地域で生活することによって、自らのワークスタイルとライフスタイルをより俯瞰的にみることができる視野が獲得できた」という考えを、「公私混同」という形で実践する各務さん。やはり、グローカルな働き方をしている実践者たちには根底につながるものがあるのではないでしょうか。

地域の工芸職人と世界を“文化”で繋ぐ これからのワークライフスタイル探求プロジェクト――第2回イベントレポート(1)
「仕事」と「生活」、曖昧だからこそ生まれるアイデア これからのワークライフスタイル探求プロジェクト――第2回イベントレポート(2)


今の仕事から少し踏み出すためのキーワードとは これからのワークライフスタイル探求プロジェクト――第2回イベントレポート(3)

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