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あしたのコミュニティーラボ編集部の加嶋です。ふだんの業務ではネットワーク機器のソフトウェアを書いたり、ネットワークシステムの設計をしたりしています。このたび、10月末に開催された自然環境×ITのハッカソンイベント『Green Hackathon Tokyo』にて最優秀賞を受賞しましたので、その模様をレポートしたいと思います。(画像提供:グリーンハッカソン実行委員会)

Green Hackathon Tokyo には、本業の組み込み機器やバックヤードとはまったく異なる世界を垣間見てみたい、アプリの世界で働く方々の仕事のやり方や考え方に触れてみたい、と考えて参加しました。

Green Hackathon Tokyo の2日間は、提供機器やAPIの紹介からはじまり、アイデアプレゼン&チーム構築、ハック、プレゼンして結果発表という流れでした。当初はアプリ業界のやり方に触れるためにメンバーとしてチームに入るつもりだったのですが、みなさんのアイデアを見ているとつい楽しくなり、自分も即興のアイデアをプレゼンし、メンバーを募集する側に立つことにしました。

はじめのプレゼンは、“猫は場所を知っている” というものでした。猫を見れば、寒い部屋のなかの暖かい場所・暑い部屋のなかの涼しい場所がわかります。これをITで実現することで、省電力を目指してみようと思い立ったわけです。ところが、どれだけひざを突き合わせて考えても実現手段を具体化することができず、唯一のメンバーとして残ってくれたWebデザイナーさんと自分というたった2人のチームで立ち上げから行き詰まってしまいました。

夜を迎えてどのチームもハックに熱が入るころまで悩んだ挙句、私たちはアイデアを切り替えて再スタートしました。それは、相方さんが学生のころ抱えていた通学の悩みを解決したい、というものでした。

山奥に移転した多くの大学は交通の便が悪く、学生はみな車やバイクで通学しています。雪が降ると本数の少ないバスは満員となり、大学の近くでは乗りたくても通過されてしまいます。そこで学生同士でカーシェアすることで、車のない学生の通学の足を確保するとともに、通学に使われている車の台数そのものを削減しよう、というものでした。

しかしこのアイデアに切り替えた頃には、もう半分弱の時間が過ぎていました。手数も時間もありません。締切までに何ができるか。アプリの詳細を詰めて、ToDoを取捨選択して、あとから加わった方と3人で一気に進めていきました。

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プレゼンに向けて急ピッチで作業を進める

最終プレゼンでは、どのチームも提供機器のAPIをうまくアプリに取り込んで、発想と遊び心に溢れたデモを発表していました。組み込み機器屋としては、機器APIの提供元でも想像しないようなアイデアがどんどん出てくるのが楽しくてたまりませんでした。

私たちのチームは、立ち上げで行き詰まったこともあって時間もなくデモもない状態でのプレゼンでしたが、ねらいとアプリとエコとがストレートに結びついている、という評で最優秀賞をいただくことができました。時間がなかったことが結果的に、機能をシェイプアップさせたような効果を生んだのです。どんなことが幸運を呼び込むか、やってみなければわからないものだと感じました。

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学生専用あいのりアプリ「学校へ行こう」プレゼンの様子

ハッカソンというイベントは、限られた時間と道具を使って最大限の価値を生む良い訓練になると思います。職場ではなかなか出会えないような異業種の技術を持つ方と一緒に、目的意識をシェアして仲間となり、成果を掛け合わせることで、知らない世界を垣間見ることができました。

ハッカソンについてよく知らなかった方、興味はあったけど参加に二の足を踏んでいた方も、この記事を読んで自分でも実践しようと行動に移していただけたらとてもうれしいです。


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