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【レポート】踊って伝える! 共通言語「ダンス」で漢方を広げる ──漢方ICTワークショップ(後編)

2015年06月03日



【レポート】踊って伝える! 共通言語「ダンス」で漢方を広げる  ──漢方ICTワークショップ(後編) | あしたのコミュニティーラボ
漢方診療の形式知化と未病制御の機能を伝えるために、北里大学東洋医学総合研究所と富士通グループが協働で推進している「ICTを活用した漢方診療における暗黙知の形式知化・標準化に挑戦するプロジェクト(通称:漢方ICT)」。身体表現を利用したワークショップでの各キーノートの様子をお届けした前編に続き、後編では45名の多様な背景を持った参加者がチームごとにどんな表現を行ったか、その様子をお届けします。

多様な視点から未来の漢方活用を考える

これからの未来予測や、未来を視野に入れた課題解決のフレームワークを学んだ参加者たち。キーノートに続いて、1グループ5名程度でグループワークを実施しました。ファシリテーターは、富士通研究所の原田博一さん。参加者たちはそれぞれが思い描いた未来を共有した後、個々人で考えたキーワードを組み合わせ、試行錯誤しながらイメージを具体化していきます。
kampo02_02グループワークパートでファシリテーターを務めた富士通研究所 原田博一さん
定期的にメンバーが入れ替わるワールドカフェ形式で展開したグループセッションを経て、提供する価値を明確に表した「タグライン」として、誰にでも伝わりやすいフレーズに凝縮していきます。今回は参加者の背景が大きく異なるせいか、このディスカッションの時間は大いに盛り上がりました。

新たな体験から生まれる価値創造

今回はタグラインとして言語化したものを、言葉を使わずに身体の動きによって表現することに挑戦しました。これは、まちでみかけるパントマイムのように「漢方」の効果を表現するもので、漢方が言語の壁に阻まれず、グローバルに使われるよう、発信力をより高めるためです。参加者は、このために外部のクリエイターによって作成されたオリジナルのBGMにあわせて、自由に表現していきます。この音楽は、電子的な音づくりでありながら、どこかオールディーズのような印象も受けるダンスミュージックでした。
kampo02_03
アイデアをブラッシュアップする参加者達

小道具を活用したり、ダンサーへ相談したりと「身体でどう表すか」を突き詰めていきます。なかには、診療のデモのために用意されたベッドを活用するチームも見られました。

そして、迎えた発表時間。漢方服用経験をもとに漢方医への夢を遂げる少年、漢方で南極でも寒さを感じない強靭な(?)身体を手に入れた女性、漢方を服用することで飲み会の疲れやハードワークを苦にしないビジネスマンなど、漢方を起点としたさまざまな表現が大いに場を沸かせました。

個性溢れる各チームのダンスパフォーマンスの様子 その1

【発表されたタグライン】

 1.「未来漢方」元気な日本を処方する
 2.呼び覚ませ、ココロとカラダの自然治癒力
 3.身体にオイシイ、毎朝のドリップ漢方
 4.Balancing Your Unbalance 未病にきづき、健康をきずく
 5.知らず知らずに医者いらず
 6.あなたのからだのコンシェルジュ
 7.健康、つまみ食いしませんか?
 8.さいごまで元気なココロとカラダ 漢方の伝統と技術が未来の健康を支える
 9.いきるをつくる漢方


個性溢れる各チームのダンスパフォーマンスの様子 その2

誰にでも伝わる「動き」という共通言語

今回のワークショップでは、生活スタイルが大きく異なる多様なメンバーの参画や、ワークショップでは見られない「ダンス」による表現を取り込んだことが大きな刺激となり「普段引き出せない漢方に対する、価値観が引き出せた」とコーディネーターの片岡さんは話します。このアウトプットは、ワークショップ後さらにブラッシュアップされ、漢方ICTのコンセプトムービーにまとめられることとなりました。
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ワークショップのアウトプットをベースに制作された、プロジェクトのロゴマーク
(ロゴ監修:富士通デザイン)

今後も、「生活者の日常に根づく未病制御」という大きなゴールを目指し、引き続き外部メンバーの協力やグローバルへの発信が必要不可欠です。そのための新しいチャレンジとして、ワークショップ後の3月、アメリカ・テキサスで開催された音楽と映像、テクノロジーをテーマにした世界的に有名なカンファレンス「SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)」での発表を実施。そのユニークさで多くの観衆を集めました。その様子はこちらからご覧ください。

【レポート】漢方と日常生活を融合させるには? オープンイノベーションの実践 ──漢方ICTワークショップ(前編)


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