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あしたのコミュニティーラボ編集部のコラムをはじめ、ちょっと一息つける連載記事を更新中。
肩の力を抜いてご覧ください。

あしたのコミュニティーラボ編集部の永井です。ふだんはシステムエンジニアとしてアジャイル開発の支援業務に取り組んでいます。

私は今まで、R-SICのような、社会課題解決やコミュニティーづくりを学ぶイベントには参加したことがありませんでした。そのきっかけになったのは、社内ハッカソン「FUJIHACK」への参加でした。私のチームでは、社会課題の1つである、訪日イスラム教徒が食べる「イスラム教の律法に則った食事」の課題をどう解決するかをテーマに、約6カ月間活動しました。豚肉やアルコールの摂取が禁止されているイスラム教徒の方々の食事をよりスムーズにできる方法を探り、その解決に向けて活動していますが、毎日壁にぶつかるばかりです。

「アイデアをどう伝えるか」「課題をどこで見つけるか」「課題に対してどんな思いを持って活動しているか」などをヒントにしたいと思い、つくばへ向かいました。

分かっているつもりだけでは課題は解決できない

1日目は「まちなかユニバーサルツアー」というスタディツアーに参加しました。これは、ふだん暮らしているまちのなかで「障がい」体験をするというツアーです。

最初の行き先はショッピングモール。車いすで非常口から逃げられるのかというミッションに挑戦しました。地下1階から地上に出るために非常口の重い扉をやっとのことで開けた先に待っていたのは、急で長い階段。普段は何とも思っていない階段が、車いすの人にとっては、こんなにも使いづらいものなのかと実感しました。

その後、アイマスクを装着し、近くのコンビニに昼食の買い出しへ。車や自転車の音に気を配り、転ばないかと常に緊張してメニューを選ぶこともできません。昼食を終えると、どっと疲れが出て言葉を発することも辛い状態でした。視覚が使えないことでのストレスを感じるとともに、ふだん、いかに視覚に頼っているのか痛感した時間でした。

実際に使った車いす
実際に使った車いす

2つの体験を通じ、自分がわかっていると思っていることを、実際はきちんと理解していないことを痛感しました。障がい者というくくりで区別し、その人たちに便利さを提供するだけではなく、障がいのある人もない人もみんなが使いやすい『共通のデザイン(アクセシブルデザイン)』を普及していく必要性を感じています。

社外の取り組みから学ぶイノベーションの生み出し方

2日目は、医療、教育、非営利活動と事業、ジャーナリズムというテーマで、各界で活躍している20代前半から80代までの幅広い人達の講演を聴講し、プレゼンテーションをされた方々には共通点が3つあると感じました。

(1)世のなかで起こっていることを自分の価値観で冷静に見つめ、見過ごしてはいけないと自分ごとに置き換えて、世のなかを変えようと使命感を持っている

(2)活動していくなかで壁にぶつかったとしてもそこで諦めず、辛い時こそ次のステップアップと捉え、マインドチェンジしながら行動している

(3)目標を実現させるために、自分の未熟さとしっかり向き合い、必要な人から協力をもらえるように周りを動かし、流れを生み出している

また、今回、社内外の価値観のギャップを肌身で感じました。多くの人が大企業が社会課題解決に取り組むことに期待していることを知り、一社員として社会課題を自分ごととしてどう解決するかを真剣に考えていかなければならないと実感しました。

世のなかには、社会をよくしたい、貢献したいと活動されている方が大勢います。自分が所属している企業の資源を活用するだけでなく、社外の方々とも協力し合いながら、社会課題の解決に向けた活動を続けていきたいと思います。

<関連リンク>
ソーシャルビジネスは現場体験からはじまる──リディラバ「R-SIC2015」潜入(前編)
社会課題をもっと身近なものにするために──リディラバ「R-SIC2015」潜入(後編)


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