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点と点が線となり、重なりあった共創体験の“場”──富士通フォーラム2016 オープンイノベーションコーナーの舞台裏

2016年08月01日



点と点が線となり、重なりあった共創体験の“場”──富士通フォーラム2016 オープンイノベーションコーナーの舞台裏 | あしたのコミュニティーラボ
あしたのコミュニティーラボ(以下、あしたラボ)編集部の河本です。2016年5月19日~20日に開催された富士通フォーラムでは、私たち編集部が企画してきたアイデアソンやハッカソン等のイベント、あしたラボUNIVERSITYなどの共創プロジェクトがきっかけとなって生まれたプロダクトやサービスを披露しました。
メディアサイトなのに、なぜリアルな展示をするの? と思った方も多いと思います。本コラムでは、あしたラボ編集部が『オープンイノベーションコーナー』の展示を企画した背景と、各ブースを訪れた参加者の声をお届けします。

ビジネスでも注目されるオープンイノベーション

今回、多くの方々にお越しいただいた富士通フォーラムは、富士通が持つ最新のサービスやプロダクトを多くの人々に広く知ってもらうため、年に一度開催されているイベントです。

毎年テーマを設けており、今年は近年盛り上がっているUberやAirbnbのような「シェアリングエコノミー」と言われる新しい事業領域を踏まえて、多様なパートナーと共に新しい価値をつくる“オープンイノベーション”にもスポットが当たりました。あしたラボとの親和性も高いテーマだったこともあり、より多くの人にあしたラボを知ってもらいたいと、イノベーションメソッドを短時間で体験するワークショップ、有識者やベンチャー企業の実践者を招いたパネルディスカッションを開催。さらに展示ホールもフルに活用し、共創の成果を紹介しました。

展示エリアはホール内、および出入り口前にあるロビーにまたがっており、ホール内ではきっかけと出会いをつくる場やつながりと創発を支援するメソッド、ロビーでは実際にかたちになったプロダクト紹介のコーナーを設けました。来場者は回遊ルートに従って展示を見ていくことでオープンイノベーションの一連の流れを体感することができます。
見取り図

共創プロジェクトを通じて実感した“場”の重要性

今回、オープンイノベーションの一連の流れを体感できるブースをつくった理由は、大きく2つあります。

1つは、「場の重要性」です。イノベーション創発に必要な環境と人材が集まる“場”の重要性が認識され、業界・分野を問わずさまざまなコワーキングスペースが生まれています。富士通でも、デザイナー主導のHAB-YU platformや、米国TechShopとの提携によって今年4月からはじまったTechShop Tokyo、共創サービスの拠点となる「FUJITSU Knowledge Integration Base PLY(プライ)」など、デザイン思考やリーンスタートアップなどの手法を組み込んだ共創の試みを行っています。

そして、場を運営することで生まれる「自主性」です。社内外でのアイデアソンやハッカソンの企画運営を通じて、運営メンバーがワークのテーマを十分に自分ごと化した上で企画立案やプログラム設計を行う必要性や、各々が自らの役割を自覚し行動する主体性など、イノベーションの推進者に必要な要素が明らかになってきました。加えて、ファシリテーションやアイデア出しの手法から、参加者募集や知財の扱い、当日の会場設営まで多岐にわたるノウハウを蓄積してきたまとめの場をつくりたいと、この場を設定しました。

個人的にも、コンテンツ制作を通じて社内外のイノベーターを応援してきた者として、最終的な成果ばかりをクローズアップするのではなく、そこに至るまでのノウハウや共創を可能にする場づくりの重要性をもっと伝えていきたいという思いがありました。

そこで、共創の結果として生まれたプロダクトやサービスとともに、当事者たちがどのように関係性を構築し、お互いの強みを活かしてアイデアを練りこんでいったのか、というプロセスを可視化しました。これにより、近年その言葉だけが先行しがちだった共創のイメージが、来場者のみなさんにも理解されやすくなったのではないかと思います。

かたちになった場づくりの成果

セミナー会場前のロビーでは、ここまで見てきた“場”と“メソッド”を駆使して生まれたプロジェクトや、他社との共創事例を展示しました。
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ひとまず試作品をつくってみたプロジェクト、商談の機会創出に向けて実証実験を行っているプロジェクト、量産化に向けて資金調達しているプロジェクトなど、進行フェーズはバラバラではあるものの、どれも事業化やサービスローンチに向けて着実に前に進んでいるものばかりです。

何よりも多くの方々に参加いただき、さまざまな声をいただいたことで、多くの刺激を受けることができたようです。

【セミナー参加者の声】
● 参加したセミナー・展示のなかでもっとも考える機会になった。イノベーションの最前線の方々の生の声を聞くことができ、共創の考え方に共感した(輸送機器)
● 富士通のイメージが「システムをつくっている堅い会社」から「まさに共創を真剣に考えている企業」に変わった(自治体)
● 自分とまったく違う環境の人たちと意見交換ができる話しやすい場だった。セミナーにもまた参加したい(学生)
● アイデアが発展して形になっていくプロセスが参考になった。展示されていたノウハウも実践的なものばかりで、ぜひ社内で取り入れたい(情報通信)

今後、あしたラボでも、これらのプロジェクトの様子は随時お伝えします! どうぞお楽しみに。なお、今回ご紹介した事例はいずれもさらなる発展の余地のあるプロジェクトで、業種・分野を問わず共創パートナーを募集しています。ご興味のある方はぜひあしたラボ編集部までお問い合わせください。


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